日時 |
2024年5月31日(金) 19:00開演(18:15開場) |
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会場 | 東京藝術大学奏楽堂(大学構内) |
入場料 |
全席自由 ※当日券販売あり 18:00~ ※就学前のお子様の同伴?入場はできませんのでご了承ください。 |
チケット取り扱い ? |
チケット発売:2024年4月10日(水) ※藝大アートプラザでのチケット販売は、3月の公演をもちまして終了いたしました。4月からの公演は生協をご利用下さい。 ヴォートル?チケットセンター チケットぴあ 東京文化会館チケットサービス イープラス(e+) 東京芸術大学生活協同組合(店頭販売のみ) ※車椅子をご利用のお客様は、ヴォートル?チケットセンター TEL:03-5355-1280(平日10:00~18:00)までお問い合わせください。 |
東京藝術大学 学内申込フォーム |
【申込フォーム】 【対象】 |
主催 | 東京藝術大学演奏藝術センター 東京藝術大学音楽学部 |
後援 | (特非)日本現代音楽協会 (一社)日本作曲家協議会 |
お問い合わせ |
東京藝術大学演奏藝術センター |
藝大21 創造の杜 2024
The Museum of Creativity
作曲家? ペーテル?エトヴェシュ
Peter E?tv?s (1944~)
エトヴェシュは、あなたの耳を求めている。
2024年度の「創造の杜」では、ハンガリー出身で、長くドイツとフランスを拠点に指揮者?作曲家?教育者として活動してきたペーテル?エトヴェシュ(b. 1944)を取り上げます。「作曲の際はいつも、オーディエンスの真ん中に座っている自分を想像するのです。そして耳を全開にして音楽を聴きます。そうして聞こえてきた音楽、私が体験したばかりの音楽を五線譜に書きつけるのです。私の音楽がこの音楽界で理解されてきたのは、私の音楽とオーディエンスの間にとても強い繋がりがあるからです。」(ゼナイダ?デ?ゾブリとのインタヴュー、2022年2月28日)この言葉が示すように、ペーテル?エトヴェシュの音楽は、聴取者を突き放すことなく、音を通じた対話を試みるかのように語りかけ、ときには答えのない問いを投げかけます。エトヴェシュはこれまで14作品ものオペラ/ムジークテアター作品を発表していますが、この事実もエトヴェシュが音の言語的?表現的機能に絶対的な信頼をおいている証と言えるでしょう。今回演奏される作品群はすべて器楽作品ですが、そのどれもが私たちを挑発し、私たちに問いかけ、ときに親密に語りかける、エトヴェシュ作品のエッセンスが凝縮されている作品です。ホメロス、カフカ、ジョイスの描いたギリシャ神話の世界を紡ぐ《セイレーンの歌》(2020)、シンタクスの崩壊したテクストの発話とパーカッションの掛け合いが儀式のような世界を創り上げる《スピーキング?ドラム》(2012/2013)、音が映画における「カメラのように」(エトヴェシュ談)ソロ?サックスとオケの間で視点を動かしていく《フォーカス》(2021)、そしてカホンやタンブロ?バスク(バスク地方を発祥とするタンバリン)を用いた打楽器セクションとオケの対話が魔術的な音世界を謡う《鷲は音もなく大空を舞い》(2011)と、エトヴェシュの「語り」を堪能できる演奏会となるでしょう。
福中冬子(音楽学?本学音楽学部楽理科教授)
▊プログラム
18:30~ プレトーク:ジョルト?ナジ(東京藝術大学音楽学部特別招聘教授)
《セイレーンの歌》
Sirens’ Song for orchestra?(2020)
《スピーキング?ドラム》
Speaking drums – four poems for percussion solo and orchestra (2012/2013)
《フォーカス》※日本初演
Focus – concerto for saxophone and orchestra (2021)
《鷲は音もなく大空を舞い》
The Gliding of the Eagle in the Skies for orchestra (2011)
▊出演者/プロフィール
ジョルト?ナジ(指揮)
Zsolt NAGY(Conductor)
ハンガリー生まれ。リスト音楽院で I. パルカイに指揮を学び、最優秀のディプロムを授与される。その後P.エトヴェシュに学び、国際エトヴェシュ?インスティテュートの客員教授として各地で教鞭をとった。1999年よりイスラエル?コンテンポラリー?プレイヤーズ主任指揮者兼音楽監督、2002年~14年パリ国立高等音楽院指揮科教授。これまでにBBC響、ベルリン放送響、アンサンブル?アンテルコンタンポランのほか、新日本フィルや藝大フィルなど多くのオーケストラの指揮を務めている。800を超える初演、同数におよぶ録音、及びイスラエルでの現代音楽の秀逸な演奏により特別賞を受賞。東京藝術大学音楽学部特別招聘教授。
藤本隆文(打楽器)
Takafumi FUJIMOTO(Percussion)
東京音楽大学卒業。「打楽器四重奏団SHUN-KA-SHU-TOH」のメンバーとして、ルクセンブルグ国際打楽器コンクール第2位。ジュネーヴ国際音楽コンクール打楽器部門第2位。日本管打楽器コンクール打楽器部門第2位。神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席ティンパニ奏者を経て、現在東京藝術大学音楽学部教授。オーケストラや打楽器独奏?室内楽の分野での演奏の他、ヴィブラフォンやマリンバによる「ジャズをベースにした」即興演奏の分野にも活動範囲を広げている。
須川展也(サクソフォン)
Nobuya SUGAWA(Saxophone)
日本が世界に誇るクラシカル?サクソフォン奏者。長きにわたり、現代を代表する作曲家への委嘱を継続し、クラシカル?サクソフォンのレパートリーを開拓し続けている。国内外の著名オーケストラと多数共演し、30ヶ国以上で公演やマスタークラスを行う。東京藝術大学卒業。第51回日本音楽コンクール、第1回日本管打楽器コンクール最高位受賞。02年NHK連続テレビ小説「さくら」テーマ曲演奏など幅広い活躍を続けている。トルヴェール?クヮルテットのメンバー、東京藝術大学音楽学部招聘教授、京都市立芸術大学客員教授。
藝大フィルハーモニア管弦楽団
The Geidai Philharmonia Orchestra, Tokyo
藝大フィルハーモニア管弦楽団は東京藝術大学に所属するプロフェッショナル?オーケストラ。定期演奏会や「モーニング?コンサート」などを行うほか、指揮科学生との演奏会?試験?演習、東京藝大ジュニア?アカデミーとの共演など、学生の演奏経験の拡充にも資している。学外でも、近年では新国立劇場、彩の国さいたま芸術劇場、また長崎県、新潟県、秋田県での公演が好評を博したほか、海外では2017年6月のチリでの4公演(日本?チリ修好120周年記念)に続き、2023年12月にはアルゼンチンのコロン劇(Teatro Colón)での公演で聴衆を魅了した。(公社)日本オーケストラ連盟準会員。
※スケジュール?曲目?出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください
東京藝術大学奏楽堂 [大学構内]
〒110- 8714 東京都台東区上野公園12- 8
交通のご案内
■JR 上野駅( 公園口)?鶯谷駅( 南口)
? ?東京メトロ千代田線根津駅 より 徒歩10 分
■京成線京成上野駅
? ?東京メトロ日比谷線?銀座線上野駅 より 徒歩15 分
※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。